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高校受験英語のやり方HEADLINE

はじめに

1,2年生の間は教科書の単語を覚え、対応する文法単元を問題集やワークを使って身に付け、教科書の本文を中心に読解練習し、テスト範囲の決まった定期テストに備えてきた。これが3年生の受験対策になると、勉強のやり方が1,2年生と逆になる。つまり実力テストまたは過去問または模試をやって、学習の穴を見つけて、苦手になっている部分を問題集で徹底的にやり、それでもピンとこない場合は教科書に戻って確認するという流れだ。受験が時間との闘いである以上、「1年生からきちんと完璧に」という発想はこの際きっぱり捨てて、効率的な勉強法を迷わず選ぶべきだ。受験学年でも定期テスト対策については、1,2年のやり方を続けても構わないが、受験勉強はプロセスが逆転することを頭にいれておかないと、特にまじめな子ほど最初からきちんとやりたがり、多くの時間と労力を無駄にしてしまう。受験では初見の問題を解くので、勉強方法は実践力を養うものでなければならない。

3年間の教科書の目次のコピー

まず、1年から3年までの英語の教科書の目次をコピーし、机の前かそばの壁に貼ることをお薦めする。これは君の中学3年間の英語の学習内容の一覧表だ。個々の文法タイトルを見たら、基本例文が頭に浮かぶようになるまで練習する大事な、そして大きな一歩になる。この一覧表にやった日を書き込み、理解した部分と理解していない部分を可視化し、苦手部分をはっきりさせるために使っていくのだ。実力テストまたは過去問または模試で見つけた苦手部分は最低でも3周する。今自分が何ができていて、何ができていないのかの把握を全て塾に丸投げするようでは、志望校合格に近づくことはおろか、将来たくましく生きていく力を手に入れることは断じてできない。この目次コピーは限られた時間で確実に穴を塞ぐのに極めて明解で、確実な手法であり、将来の大学入試や資格試験の際も上手に利用すれば、強い味方になるはずだ。

模試・学力テスト

3年になったら、なるべく早く志望校合格判定付きの模試か学力テストを受ける。学校が指定するV模擬とW模擬に加えて、できれば種類の違う全国規模のものを組み合わせて、年内に最低3〜4回受ける。最大の目的は範囲の決まっていないテストで苦手を見つけて、受験対策につなげることだが、全受験者の中で自分の順位を知り、志望校までの距離をつかむことも同様に重要なのだ。今の自分の立ち位置を確認しておけば、次回の模試で順位が上がったとき、あとどのくらいやればよいかや今後のペース配分などが具体的に見えてくる。逆に下がれば、勉強量が圧倒的に足りていないことを自覚して、心を入れ替えて再出発するきっかけになる。
※とも英語塾で用意する志望校判定付き学力テストは通年でテイクホームテスト。生徒は自宅で制限時間内に問題をやり、次回通塾時に答案を提出。試験会場へわざわざ行く負担はない。

過去問・問題集

定期テスト対策のような単元ドリル型の学習に慣れていると、入試の初見問題で思うように点がとれない。学習内容は理解できていても、その問題がどの単元から出題されているかわからないからだ。身に付けた知識をとっさに脳みそから出せるようにするためには、過去問を最大限活用するの一択。5年分の過去問を入手したら、なるべく早い時期に目を通す。その際、解く力がまだ付いていないのであれば、出題形式と傾向を分析する力を付けていく。受験の合否はこの分析力に大きく左右されると言っても過言ではない。3年分の学習内容で何が出るのか少しでも分かれば、合格に大きく近づくからだ。実力が伴い、過去問を安定して解ける時期になれば、1年分づつやるのでなく、大問毎に5年分やる方がはるかに効率的で苦手がすぐに見つかる。誤答した過去問がどの単元についての出題なのか分析して、問題集で集中学習する。受験勉強は脱単元型学習となるので、教科書準拠の問題集ではなく、標準型の問題集を使う。

お薦めの問題集・過去問・単語帳

志望校のレベルによって使い分けが違いますが、お薦めは下記の通りです。
  • 東京都立高校6年間スーパー過去問(上位校は自校作成問題集) 声の教育社
  • 東京都立高校入試予想問題集 代々木サピックス
  • 高校入試5科の要点整理 シグマベスト
  • シリウス21まとめと完成 育伸社
  • ハイパー単語○ 育伸社
  • システム英単語 中学版 駿台文庫
  • 高校入試 世界一わかりやすい中学英単語 KADOKAWA出版
  • ハイクラス徹底問題集・高校入試編 英文法 英作文(国立・難関私立高校制覇)文理
  • 高校入試スーパーゼミ英作文 新訂版 シグマベスト

おわりに

高校受験の英語の勉強のやり方を簡単に解説してきたが、いかがだっただろうか?高校入試は人生で初めて受ける試験らしい試験だ。悔いのないように、受験日までの日々を大切にしよう。戦う相手はライバルのクラスメートではなく、自分の中にある甘えだ。昨日より今日、今日より明日とたくましく生きる力を勉強を通して手に入れよう。受け身の勉強ではなく、自分で問題点を見つけて解決していく心構えで取り組み、ぜひ今しかできない充実した毎日を体験してほしい。