準1級の合格率
一次試験(筆記とリスニング問題)は14%前後の合格率。10人に1人合格。二次試験(面接)は80%前後なので、一次試験突破が鍵だ。
準1級の難易度
大学中級程度で語彙力は7000語以上。いわゆる難関大学合格は6000語程度必要。大学受験英文法の体系的な知識、大学受験の模試で偏差値70超えのレベル。
準1級の合格点
一次試験は70%前後、75問99点満点中73点合格(旧テストスコア)。現在はCSEスコアで各技能のスコアの合計で合否が判定されるているが、合格するための正答率は旧スコアと大体同じ70%以上。(正確な合格スコアはCSEスコアで2年以上集計しないと出てこない。)二次試験の合格率は80%前後で、一次の語彙がある人は面接形式でリハーサル特訓を続ければ合格を引き寄せられる。
準1級のメリット
主なメリットは大学受験英語の先取り、国内大学の受験優遇、海外短大・大学の留学基準の三つ。
準1級の勉強法
英検の「何を」「どのように」「どれくらい」やればいいかは下記の通り。
「何を」
- 出る順パス単を
- 総合対策教本を
- 過去6回全問題集を
- 10日でできる! 英検 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版(二次試験用)を
「どのように」
- 出る順パス単は1周目は浅く一つ目の意味だけ、2周目は少し深く一つ目の意味と二つ目の意味を、3周目は一つ目の意味と二つ目の意味に加えて例文などへ移り、4周目は全項目。つまり内容を徐々に浅いところから深いところへ音読しながら移していく。
- 総合対策教本は付属CDを聞きながらスクリプト(読み上げ原稿)を開いて意味と文字と音をくっつけ、英語耳になるように練習する。(教本冒頭の文法事項や問題の解き方の解説は塾がします。)場面や状況・人間関係などをイメージして気持ちを込めて原稿を音読する。
- 過去6回問題集は横断的に大問に当たって、知らない単語をノートにまとめる。横断的とは順番に解かず、大問1だけを6回分やり、次に大問2に取り組むこと。ミスした問題の解説読んで納得したら音読して仕上げる。受験日が決まっている検定試験は問題の傾向と解き方をパターン化して正答への期待値を上げるの一択。
- 10日でできる! 英検 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版(二次試験用)はドラマの脚本家になったつもりで、面接者と受験者の役作りをしていく。実際にノートに台本を書いて両者のセリフに矛盾がないか確認する。
「どのくらい」
- 出る順パス単は1日1見開き(2ページ)で一週間で5見開き。土日はcatch upとreviewに予定を空けておく。
- 総合対策教本は1日10分を4回繰り返し、4回音読したら次のCDのトラックの音源に前進。10分が無理なら30秒でも毎日聞く。
- 過去6回問題集は受験前に4周しているのが理想。その頃にはノートにまとめた知らない単語を振り返るのが息抜きになっているはず。
- 10日でできる! 英検 二次試験・面接 完全予想問題の台本またはその台本を書き貯めたノートで一日目を1日1回、4日間音読したら、次の台本に移る。面接日まで続ける。