3級の合格率
一次試験(筆記とリスニング問題):55%前後、つまり二人に一人以上は合格。
二次試験(面接形式でスピーキングテスト):89%前後、つまり10人に9人近く合格。※面接形式でリハーサルして本番に備える。
3級の難易度
中学卒業程度の英語力で文法範囲は次の通り。
文法事項: 時制(現在、過去、未来)、be動詞と一般動詞、代名詞、文の種類(肯定文、否定文、疑問文とその答え方)、助動詞、3単現、進行形、疑問詞(6W1H)、比較、受動態、接続詞、準動詞(不定詞、動名詞、分詞)、現在完了、関係代名詞
二次試験で必要とされるのは自分の考えと身近なことを発音とリズムよく話す力。
3級の合格点
一次試験:65%前後、65問65点満点中39点合格。二次試験:58%前後、7問33点満点中19点合格。※2016年よりCSEスコアとなり、筆記550点とリスニング550点で計1100点満点中746点合格だが、合格点は旧スコア形式とほぼ同じ。
3級のメリット
- 中学英語全般の先取りになるので高校英語の伸び代が増え、得意教科になりやすい。
- 都立高校推薦入試の自己PRカードに書けるので、調査書評価の加点になりやすい。
- 私立高校受験優遇になる準2級や大学受験優遇の2級が目指しやすくなる。
3級の勉強法
英検の「何を」「どのように」「どれくらい」やればいいかは下記の通り。
「何を」
- 出る順パス単を
- 総合対策教本を
- 過去6回全問題集を
- 10日でできる! 英検 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版(二次試験用)を
「どのように」
- 出る順パス単は1周目は浅く一つ目の意味だけ、2周目は少し深く一つ目の意味と二つ目の意味を、3周目は一つ目の意味と二つ目の意味に加えて例文などへ移り、4周目は全項目。つまり内容を徐々に浅いところから深いところへ音読しながら移していく。
- 総合対策教本は付属CDを聞きながらスクリプト(読み上げ原稿)を開いて意味と文字と音をくっつけ、英語耳になるように練習する。(教本冒頭の文法事項や問題の解き方の解説は塾がします。)場面や状況・人間関係などをイメージして気持ちを込めて原稿を音読する。
- 過去6回問題集は横断的に大問に当たって、知らない単語をノートにまとめる。横断的とは順番に解かず、大問1だけを6回分やり、次に大問2に取り組むこと。ミスした問題の解説読んで納得したら音読して仕上げる。受験日が決まっている検定試験は問題の傾向と解き方をパターン化して正答への期待値を上げるの一択。
- 10日でできる! 英検 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版(二次試験用)はドラマの脚本家になったつもりで、面接者と受験者の役作りをしていく。実際にノートに台本を書いて両者のセリフに矛盾がないか確認する。
「どのくらい」
- 出る順パス単は1日1見開き(2ページ)で一週間で5見開き。土日はcatch upとreviewに予定を空けておく。
- 総合対策教本は1日10分を4回繰り返し、4回音読したら次のCDのトラックの音源に前進。10分が無理なら30秒でも毎日聞く。
- 過去6回問題集は受験前に4周しているのが理想。その頃にはノートにまとめた知らない単語を振り返るのが息抜きになっているはず。
- 10日でできる! 英検 二次試験・面接 完全予想問題の台本またはその台本を書き貯めたノートで一日目を1日1回、4日間音読したら、次の台本に移る。面接日まで続ける。