はじめに
充実したホームステイにするために、下記の定番フレーズやマナー、コミュニケーション術を実践して積極的に話しかけよう。初めての留学の最大の目標は英語を身に付け、使いまわせるようになり、帰国後の次の目標につなげていくことだ。
最初の挨拶は?
Hello. It’s nice to meet you.
Hi. Nice to meet you.
I’m (your name goes here). I’m from Tokyo, Japan.
⇒How (are) you doing?と聞かれたら、Pretty good, and you?やI’m
OK.などと答える。
⇒How was your flight?と聞かれたら、It was good.や、It was long and I have
jet lag.などと答える。jet lagは時差ぼけ。
I am glad to see you
I’m happy to meet you.
Thank you for coming to pick me up.
自分の部屋に案内されたら?
Thank you very much for accepting me.
I am happy to stay at your house.
I’m looking forward to staying with you guys for the next 2 weeks.
⇒英語には「よろしくお願いします。」と同じ表現がなく、感情を伝えるのが一般的。親が「娘をよろしくお願いします。」というときは、Take
care of my daughter.と伝える。
Your house is very nice.
I like this living room. It’s pretty.
This garden is beautiful
⇒最初に家のいいところを褒めることが礼儀の文化なので、必ず正直な感想を伝えよう。
Oh my God! It’s such a lovely room!
Wow! It’s really a nice room!
This room is cool!
⇒Oh my God(gosh)! や Wow! など使えば、ネイティブらしく感情豊かな明るい会話に。
お土産を渡すときは?
気は心。日本からのお土産はとても喜ばれる。歌舞伎揚げのおせんべいやフリクションのボールペンは間違いなし。
This is a gift from Japan.
I’ve brought this gift for you guys from Japan.
Here’s a little gift for you from Japan.
These are gifts for everyone.
I hope you guys like it.
⇒you guys「あなたたちみんな」という意味で頻繁に使われるスラング。
家のルールを確認するときは?
Would you tell me about your house rules?
⇒Would you〜は「〜していただけますか?」と丁寧に尋ねることができる。ホストファミリーには最初に家のルールを必ず確認して、部屋も共有部分もきれいに使うことを心がけよう。これができないできない留学生が山のようにいる。この留学を機会に自分のマナーを高めよう。
Please tell me the rules in your family if you have anything special.
Please tell me how to sort out our trash.
Is there a curfew?
What time do you usually eat breakfast?
What time is breakfast?
Can I leave my shampoo in the bathroom?
最後に
欧米人は表情やリアクションが豊かで、相手の目を見て話すのがマナーだが、シャイな日本人は気おくれして、下を見てしまいがちなもの。失礼にならないよう、滞在中は相手の目を見て話しかけよう。目を見ないで話す人は真実を話していないという文化なので、苦手なら鼻と口辺りを見て話そう。
自分の殻に閉じこもっていては何も始まらない。英語や文化を学んだり、仲良くなるには、恥ずかしがらずに相手のリアクションをマネしてみたり、相手の目を見ながら笑顔で挨拶すれば距離がぐっと縮まる。自分を信じて、滞在中にやるべきことをやりきろう。帰国後の英語力は君の前向きな気持ちにかかっている。
最後にアドバイスとして、三つ挙げておくので、心に留めておいてほしい。
- 日本人が大嫌いで、日本への対抗心がすべてに優先するアジア人留学生がたくさんいる。相手を見極めて行動しよう。理不尽な反日感情を向けられて、嫌な思いをするくらいなら、近寄らない。
留学のリスクは自分で管理する。
- 自分が悪くないときは絶対にあやまらず、堂々としていよう。神さまはきみの味方。
- 生活費目当てでホームステイ・プログラムに参加する家庭があり、ホスト・ファミリーにアタリとハズレがある。アタリであれば最高だが、ハズレの家庭はそもそも海外文化などに興味はなく、教育にもそれほど熱心でなく、低所得など生活の問題を抱えている場合が多い。盗みや身の危険やひどい食事など、我慢できないときはすぐに留学アドバイザーに相談して、ホスト・ファミリーを替えてもらう。